採用コラム
「すごいガクチカ」は作れる!“他人軸”で考える自己分析の新手法

「学生時代に、力を入れたことは何ですか?」
こんにちは。シシドモータースの採用担当です。
面接でこの質問をされるたびに、胸がズキンと痛む・・・。そんな経験、ありませんか?
「自分には、人に誇れるような特別な経験なんてないよ・・・」
私もたくさんの学生さんとお会いしてきましたが、本当に多くの方が、そう言ってうつむいてしまうんです。その気持ち、痛いほどわかります。
でも、もしそうだとしたら、それはあなたの自己分析の「視点」が、ほんの少しだけズレているだけなのかもしれません。今日は、あなたの「なんてことない経験」が「最高のガクチカ」に変わる、魔法の視点について、少しだけお話しさせてください。
あなたの話が、なぜか伝わらない理由。
多くの学生さんが、一生懸命に自分の頑張りを伝えようとしてくれます。でも、なぜか面接官には響かない・・・。その理由は、とてもシンプルです。
それは、話のベクトルが「自分」にしか向いていないから。「私は、これを頑張りました」「私は、こんなスキルを学びました」・・・。もちろん、それも素晴らしいこと。でも、私たちが本当に知りたいのは、その先にあることなんです。
私たちが知りたいのは、「あなたが、その経験を通して、誰かを、どう幸せにできるようになったのか」ということ。視点を「自分」から「相手」へ。この“他人軸”で考えるだけで、あなたの言葉は、驚くほど色鮮やかに輝き始めます。
あなたの経験を「翻訳」する、魔法の方程式。
難しく考えなくて大丈夫。あなたの経験を、この3つの質問に当てはめて、言葉を紡いでみてください。
提供価値(Benefit) × 独自性(Originality) × 情熱(Passion)
例えば、ありふれた「カフェのアルバイト経験」で、一緒に考えてみましょうか。
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1.
提供価値(Benefit):私は「誰を」幸せにしたかったんだろう?
(例)ただコーヒーを出すんじゃなくて、忙しい毎日を送るお客様に「ほっと一息つける、安らぎの時間」を届けたかった。 -
2.
独自性(Originality):他の誰でもなく「私だから」できたことって何だろう?
(例)常連さんの顔といつもの注文を覚えて、「〇〇さん、今日もいつものですね!」って声をかけた。マニュアルにはない、私だけの「特別」を届けたかった。 -
3.
情熱(Passion):なぜ、私はそれを「やりたい」って思ったんだろう?
(例)自分のちょっとした一工夫で、お客様の表情がパッと明るくなる瞬間。あれが見たくて、私はバイトに行っていたんだと思う。人を笑顔にすることに、理由なんていらないくらい、夢中になれた。
いかがでしょうか。「カフェでバイトを頑張りました」という一言が、「私は、相手を深く観察して、その人だけの特別な時間を提供することで、人を笑顔にすることに情熱を燃やせる人間です」という、血の通った自己PRに生まれ変わりましたよね。
そして、この考え方こそが、私たちの仕事そのものなんです。
実は、この“他人軸”で考えるフレームワークは、私たちシシドモータースが毎日、お客様と向き合う中で、一番大切にしている考え方そのものなんです。
お客様の生活をどう豊かにできるか(”提供価値”)を考え抜き、数ある選択肢の中から「あなたにぴったりな一台」という運命の出会いを創り出し(”独自性”)、その仕事に誇りと愛情を持って取り組む(”情熱”)。
車というモノを売るのではなく、お客様の未来のカーライフという物語を、一緒につむいでいく。この“他人軸”の思考こそが、私たちのサービスの核であり、私たちのプライドです。
あなたの「他人を想う力」を、
聞かせてください。
もし、この考え方に少しでも心が動いたなら、
あなたはもう、私たちと同じ視点を持っています。
その素晴らしい才能を、シシドモータースでさらに磨き、
プロのスキルへと育ててみませんか?
インターンシップでお会いできる日を、心から楽しみにしています。